カルマと転生

カルマの定義

 カルマの一般的な概念は、原因と結果の法則であり、ある出来事が確実に行動の結果となっている、と言う事です。しかし、その定義を広げていくと、カルマは魂の本心でトリガーが生じているだけであると言う方が良いでしょう。魂は、魂とスピリチュアルな視点の間で、それ自体の判断判断において、バランスが取れる様な確実な経験を選びます。

 

 このような視点にとって通常の時間は、物理的な人生の期間となり、肉体の死後次の転生を計画する視点で前の人生の全ての経験を調査しなければなりません。このカルマの変わった性質は、個人がカルマの因果関係を忘却すると言うことを意味しています。これは、魂-スピリットによりそこにベールがかかると言う事です。何かクリエイティブなものを意図して個人が創造している時は、カルマにはなり得ません。カルマの影響は、物事の進む方向において予期しない捻じれとなって現れます。重要なことはその個人の反応であり、カルマから自由になれるかどうか、又はずいぶん多くの時間に縛られ続けていることから自由になるかどうか、と言う事です。同様に、確かな押さえがたい衝動を持つ行動がどこにあるのか、その個人にはわかりません。魂は、これらを実行する為の”意図”を保持し続けていますが、なぜかベールで覆われています。過去の人生の因果は、個人から隠されて続けているのです。

 

 個人の生命を越えたカルマが原因の出来事は、人生初期に見つけることが出来ます。魂の発達段階である7年の期間で分析されます。例えば、人生初期の7年間の発達問題は、その個人の人生の終わりに現れてくる傾向があります。7歳から14歳の間で生じた問題は28歳から35歳の間の出来事を通して、それらを明らかにします。もちろん、過去の人生に熟考が加えられていて、より発達したものとなります。

 

 カルマは、また多種多様のレベルで存在します。個人の魂のカルマと、ソウルグループを通じて働くカルマがあります。カルマは、家族レベルでも存在し得ることになり、時空を横切って全ての家族のメンバーに影響します。そのメンバーが、直接的に最初の原因に関わっていようがいまいが影響していきます。カルマは、人間の世代全体、国全体、人間の集合意識全体のレベルで存在します。他の自然の王国のカルマもあります(動物、鉱物、エレメントの王国など)。全ての植物、星々でさえも、カルマのパターンを持ち運びます。

抜粋: Spirit, Earth & Human Evolution  (Dr. Yubraj Sharma)

 

考察

 大切な事は、「クリエイティブな力を発揮すること」「制限から自由になること」と言う所に尽きるのではないでしょうか?クリエイティブな力とは、私達がまだ思いもよらぬ力を思いもよらぬ方法で取り組んで実践していく様なことです。今の自分でさえ、それを見極める目を持たず、はっきりとはわからないことでしょう。でも「それをしたい!」と言う情熱や衝動を自分の中に見出すことが出来るのなら、周りに喚き散らすことも無く、周りにむやみやたらに反抗すること無くして、それをクリエイティブに形にしていくことは可能です。ですが、その為の人格を備える為には時間がかかることもあるかもしれません。その人がそのクリエイティブな力を発揮するのに良い条件、と言うのは少なからずあります。

 

 カルマは本当にあるのかないのか、死んだらまた転生するのかどうか、そこから議論することはとても大切なことでしょう。短絡的に、「カルマはある」から「カルマ解消に躍起になる」と言う人生にする必要も無く、そういう反応は「カルマ」そのものに嵌ったままの生き方にも思えます。

 

 カルマはあるのかないのか・・・。現時点で科学的に判明していることの範囲において、人は遺伝子を繋げて行き、それは子孫に影響を与えていることはわかっています。例えば、太古の頃人が自然と密接に繋がって暮らしていた頃、洞窟で暮らしていれば、夜に見張りをする人物が必要であり、それが良い働きをして部族の中でもそれが栄誉となったのであれば、子孫もその仕事を受け継ぎ、一族でそれを引き継いで行った・・・そう言うこともあったかもしれません。その子孫はその情報を受け継いだまま現代社会の中にも生き抜いていて、現代社会での一般的な価値観しか知らなければ、もしかすると「夜眠れない」「朝起きられない」と言う悩みとなっているかもしれません。もしかして、自分のリズムを取り戻すために、数ヵ月自然に寝起きしてみて、その体調の記録や分析などをしてみると、個人の人生にとって大きな発見をすることが出来るかもしれません。ですが、これをやるには、やはり人格の成長が必要不可欠ともなります。自分の体の声を聞く耳を持つこと、社会的活動を維持すること、記録や分析など自分なりの方法出来るかどうか、、、などであり、幼い子供は感情に流されてしまい、すぐに周りの意見を聞いてしますので、自分を発見することは出来ないことが多いからです。このような遺伝的なことは、家系のカルマと言えるかもしれません。

 

 カルマとは、このように過去が影響を与えて来ること全てであり、それは切っても切り離せないものです。それをどのように自分の生き方に取り入れていくか、変化させていけるのか、と言う大きな命題になります。